私と貴方の関係
そんな時…
「美玖・由果・彩加、やめとけ、詠斗にばれたらどうするんだ?俺がいっとこか?」

声が聞こえた。

顔を上げると…笑顔の龍くんがいた。

「え・・・?ぁ・・・ごめん、詠斗様には言わないで…!」
3人はささっと逃げて行った。

「・・・ぇ?なんで助けたんですか?ほっといてくれてよかったのに」
思った事を言うと、

「いやぁ・・・俺さ…美羽ちゃんのこと好きなんだよね。だから、助けたんだし!返事明日聞くから」

一気にしゃべって走ってどこかに行ってしまった。


「私のことが…すきって…」

放心状態の美羽は、座ったまま動かなかった。

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