バスケか彼女
「では自己紹介でもしましょう！」黒田先生が唐突に言い出した。

えー

みんなのいやがる声が教室に響き渡る。

「はーいじゃあ相原さんからお願いしまーす。」黒田先生はみんなのいやがる声など無視で話を進めていた。


「名前と出身中学と入る部活言うだけでいいからね。」黒田先生がそう言うと相原さんが前にでて自己紹介をはじめた。

順番が進んで“あの”女の子の番まで回ってきた。


『加藤聖奈です。出身中学は蒲田中学で部活はバスケ部に入ろうと思ってます。よろしくお願いします。』

「さっきの女の子じゃん。」隼人が後ろを向いて裕二に言った。


「うん」

裕二は隼人に言われるまでもなくきずいていた。

「あの子以外とかわいいね。」隼人がいきなり言い出した。

「えっ！？」

「あれで性格よけりゃあなぁ～」

隼人がいうことも一理あるが今はそう言うことを言う場合でもないと思いながら裕二は流した。
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表紙・目次

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