地味子の“夏恋”大作戦!!
俊久の変貌!?


はぁ~。


幸せ…。


臨海学校も無事に終わって、覚えているのは、拓真とのキスだけ。


なんちゃって~。


いけない、いけない。


今日から普通の授業なんだから、気を引き締めなきゃね。


心に余裕が出来たからか、私はすっかり“地味子”に変わった。


メガネは楽だわ~。


髪も、結んでないと、暑くてたまらないのよね。

そんな事を考えながら、席に着いていた時だった。


「きゃ~!」


「おい、俊久。どうしたんだよ!?」


女の子の黄色い悲鳴と、男の子たちの叫び声が聞こえた。




< 104 / 164 >

この作品をシェア

pagetop