さよなら、ブラック




「自然って、すごいね」




ゆらめく神秘の青を見つめながら、歩はぽつりと呟いた。




わたしは、こくりとうなずいた。




「みちると一緒に見られて、本当によかった」




歩はわたしに顔を向けて、ふんわりとした笑みを浮かべた。



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