さよなら、ブラック




少し息苦しくなった。




体が、動かない。




どうしたらいいか、わからない。




わたしは、小刻みに何度も首を横に振っていた。




呼吸が少し荒くなった。




「みちる?」




歩は心配そうに、わたしの顔をのぞき込んだ。



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