サヨナラを告げるくらい




…11時02分。


…有里、なんで来ないの?
悠人と一緒に来るからかな・・・。




…11時04分。

「美歩ー!!」
「ゆ…智貴かよ。」
「うっわっ!何その反応!?」
「べっつにー。」

さっきからずっと、
人が通るたびに有里と重なってた。


「てかみんな遅くない?」
「あー…あのさ。」
「うん。」
「本当は、11時30分集合。」


曖昧な私の中に
11時30分集合という声だけがしっかりと入ってきた。




「うん。…はいっ!?」
「お前、この間からその返し多くね?」
「いや、そうじゃなくて。」
「あー、うん。ごめんっ!!」


ごめんて言われても許せないよ、智貴。
私のさっきまでの時間と想いを返して。



「何それぇ!?」
「間違えたっていうか・・・。」
「はぁぁ!?訳わからないからー。」



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