恋愛ブランク




シャワーを止めて、風呂場から出る。脱衣所で自分の顔を鏡で見たらすごく情けない顔をしてて、私は頬を両手で叩いて、鏡を睨んだ。



「しっかりしなきゃ」



絶対に、信じてなんてやらないんだから。





****






だけど、次の日の朝、また問題が起きる。



「えええ…」



私のクラスの下駄箱の前で、しゃがんで携帯を弄る影は…。周りの女の子達の騒ぎ立て方から、絶対にそうだ。




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