[特別版]最強姫〜蘭蝶と白虎に愛されて〜


恥ずかしさで俯く女の隣に座る。



女はまたビクッと体を震わせた。



それに思わずため息を吐く。



「別に何もしねぇよ」


「・・・ごめん、なさい」



女から出た声はか細かった。



「何で泣いてんのか知らねぇけど、こんな夜に一人でいたら危ねぇぞ。家に帰った方がいい」



「親とケンカしちゃったから・・・」



女の言葉にまたため息を吐く。




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