オネェ彼氏

帰り道の公園で

帰り道、亮次が私の指に指を絡めていわゆる恋人繋ぎをしてきた。


「小夜子、少しあの公園寄ろうよ。」

亮次が指差したのは、ベンチと木ぐらいしかない小さな公園だった。


「うん。いいよ」


この後、亮次の本当の本性を見るとも知らずに。
< 52 / 130 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop