あたしは、キミに恋をしました
『晴輝と、どうゆう関係があるの?あの、美人な女の人』

「ふっ・・・やっと素直になった」

『はめられたか・・・』

「あいつは、俺の許婚」

え?い、許婚?!

マジすか?!

ん?待てよ・・・

『許婚様に、あんなこと言っちゃっていいの?』

「あぁ。つか、許婚じゃなくて、元許婚だから」

も、元?

「意味わかんねぇよな」

『まったくもってわかりましぇん・・・』

「まぁ、自己紹介からだな。あいつは柊 日花里《ひいらぎ ひかり》俺らとタメだ。でもって、柊グループの令嬢」

WOW。

てか、このガッコーお金持ちのボンボン多すぎじゃない?

「柊グループっつったら超有名だろ?あそこのじじぃと俺の親父が仲良くてさ、俺らがガキのころに婚約したんだとよ」

『へぇ~』

「で、ソレを言われたのは、小3のときだったかな?俺もさすがに納得いかなくって、必死にいやだいやだわめいた。それを見兼ねた親父は、婚約を解除したんだと。でも、日花里は俺のことが好きだったらしく、今もなにかとつっかかってくる」

『そうだったんだ・・・あ!だから日花里さん、「あきらめないからね!」って言ってたんだ!』

「そいこと」

へ~。悪魔でも婚約できるんだね~。
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