いつも突然な君

エレベーターが着き、俺は降りる

そして、自分の部屋の鍵を開けようとした時、美羽の部屋の扉が開いた


「…え…?」


条件反射で美羽の部屋の方を向くと、予想外な人が美羽の部屋から出てきた


「兄…ちゃん…?」


見間違えるはずがない

成長はしたが、その男はまさしく、俺と血を分けた兄弟

なんで兄ちゃんがココに居るんだ?

しかも、なんで美羽の部屋から出てくるんだよ


「…なんで、ココにいる?なんで、美羽の部屋から出てくるんだよ」

「…」


俺が苛つく声で言っても、兄ちゃんは無言で俺を見るだけだ


すごく…嫌な予感がする…

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