そして、今日もキミを想う。【完】

ⅱ.愛を誓って


「す、す、す、寿々歌……っ?!」
「だ、だい、ご……?」

最悪だ。
なんてタイミングが悪いのだろう。
何て言ったらいいんだ……。

「ほら、言えよっ」
「ちょ、定!」

定に思い切り背中を押され、転がるように寿々歌の前に出る。
まだ心の準備ができてない……。

でも、今さら引くわけにもいかない。
言うしかない。

そう自分に言い聞かせ、赤く頬を染めている彼女と向き合った。

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