お伽話
コンコン_________________
「はい。」
凛とした綺麗な声がドアに立つサンに聞こえる。
「失礼いたします。」
そういって入ってきたアベル
その後ろには
無表情のサン
「今日は、サンに話があります。昨日は
詳しく話せませんでしたが私の父のことです。」
少し、険しい表情を浮かべるアベル。
気を使っているのだろうか。
昨日約束を破ったせいか
部屋からは出ようとせず、ドアの前に立っていた。
「昨日、国王・・・私の父上が何者かに
殺害されました。」
「・・・・・・・・。」
何も言わず、目線をルナから外さない。
かまわず、ルナは続けた。
「城のものは、サンが・・・
と思っていいるようですが、なにしろ、記憶が無い。
でも、私は、サンは無実だと思っております。
ですが、証拠があまりにも無さずぎる・・・。」
「・・・・・・。」
それでも、なお、表情が無いサン。
「そこで、記憶が戻るまで
ここに留まっていただきます。
私のボディーガードとして。
ここまでは昨日お話したとおりです。」
「・・・・あぁ。」
「ここから本題です。
貴方は、ボディーガード兼世話係りをしていただきます。
よいですね?」
「・・・・・あぁ。」
「では、私からは以上です。
アベルから城の中や自分の仕事を
教わってください。」
そういうと、
ルナは自室に戻った。