片腕の彼に恋しちゃいました。
『…んっ…んぅっ…。
……杏…李…。』



まただ…。



またうなされてる…。



毎日どんな夢見てるんだろ…。



でも…私のこと…呼んだ?



今までは、私の名前なんて



呼んだことなかった。



「峻稀。」



いつものように、



峻稀の頭を撫でた。



『…杏李。』



峻稀は私のことを自分の方へと



抱き寄せた。
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