眠り姫~sleeping ready~
「まだ何も言ってはないが…」


「言わなくても解ります

なにかありましたか?」


シゼルは渋々手を止め、レイのため息の原因を聞く



「ヴァイオレットが部屋に入れてくれない、

まぁ…その原因は大体予想はつくがな。

あとは…」


なぜ俺はこんなに気持ちがィライラするんだ…


「あとは?

まだなにかおありですか?」


「…イライラするんだ。

ヴァイオレットがユウリを思い出すのが…

俺を見ていないのが

イライラする」


シゼルは目を丸くしてレイをみる


陛下は…
ヴァイオレット様を…



「はぁ…まったく貴方は!
困ります。その気持ち諦めてください」



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