眠り姫~sleeping ready~
「陛下…脈拍はあります…生きてますよ」


「そうか…なら…」


レイは一瞬止まった

「陛下?」

「目が…開くぞ…」

レイは少女の目蓋が動くのを見逃さなかった


「おい…聞こえるか?おい…」

ベットに横になる少女を覗きこんで少女の頬を撫でる

「んっ…」


反応に答えるように声が漏れる


そして…

「ユウリ様…」


少女は目を開けた





< 13 / 117 >

この作品をシェア

pagetop