私、彼氏いてません!




「私はマネージャーなので
 癒したりはできません。」


「「あーもう、その関西弁が
  ヤバいねんなぁ〜」」


この関西弁を真似して
バカにしてくる先輩もたくさんいる

ヤバいってなにがやねん。



視線を感じたからそっちを向けると
なぜか啓太が無愛想な顔で
こっちを見ていた



「啓太‥?」


口パクで『どないした?』って聞くと
コートに戻って

シュート練習を始めた。





これは夏の終わりのこと。

だんだんと
私たちが遠ざかり始めた季節



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