授けられた力・消えた記憶

●助けを求める者


そして次の日…
4人はまた町を歩いていた。
人気のないこの町を…

寝起きの顔をしたイワンは不機嫌そうに言う。

 「朝でも出るんかいな?」

 「時々ね…」

イワンの不機嫌そうな顔を見て、苦笑いするマイ。
だがその目は他の何かをとらえた。

 「!何あれ…」

3人はマイの指さす方へと目を向ける。


 「?…!」

そこにあったものは…

大量に広がる赤い物体…

ルイはそれを見つめる。

 「…血…だな…」

 「血?何で…」

そこへ何かに気づいたカリン。

 「?何か書いてあるみたい。」

そこには血で書かれた文字が…
現代の文字ではないようだ…

< 74 / 380 >

この作品をシェア

pagetop