晴れ空男子
「美雨ちゃん!! 付き合って下さい!!」



 今日1日で呼び出された回数は4回。




 全部空が何か文句を言って私からその人を突き放す。







「ねぇ、空?」

「んー?」

「…期待しちゃっていいの?」

「………ダメ」





 なんで!?





「それより数学教えてくんない?」

「いいけど…」

「んじゃ、図書室行こうぜ」




 空は教室から教科書とノートとペンを持ってきた。




「結構空いてんじゃん」

「ホントだ」






 図書室で静かに本を読んでるのはメガネをかけた人たちばかり。





「…ここなんだけど……」

「あぁ…ここはこの数字をこの公式に代入して…」






 空は何やらニタニタしながら数学の問題を解いてた。





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