巡愛。〜ずっと傍にいて〜(仮)

そんなことは…断じて許さん。


お前は…この私を裏切り、女子であった私と、我が子を殺したのだ。


私は私自身と我が子の仇を取らねばならない。


お前は私が必ず仕留める…!


信玄は私の他にも多くの者を利用し、裏切っている。


“裏切りの武田”と呼ばれる程に。


信玄の卑怯な行動全てが、私の義に反していた。


あのような男に負ける訳にはいかない。


年月が流れれば流れる程に…あの男への感情は黒く、濃厚なものになっていく。


澱んで…憎しみが増していく。


お前が…憎い…!!



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