気づいたら、大好きでした。
「か、和弥…くん」

「よっ」


あの日以来、和弥と
会うのを避けてきた。


どうして和弥がいるの
かも分からず下を向いていると、和弥が近づいてきた。


「……?!」

突然、強い力で
抱きしめてきた。

「…く、苦しい…よ!!」

しばらくすると、彼の
体は離れた。


そして、今度は顔が
近づいてくる。

─ッ!!!

「…イヤっ!!!」

あたしは彼を
突き飛ばした。

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