Love&Cocktail
「俺はもう少し濃い目が好きだけど…悪くはない。君、中々やるね」
佐倉さんはニコッと笑うと、もう一口カクテルを飲んだ。
「あ…ありがとうございます…」
あたしはそそくさと頭を下げた。
「美島さん…で良かったよね?」
佐倉さんは再確認するように言葉を向ける。
「あ、はい…。」
「明日、楽しみにしてるよ。久しぶりだなぁ…こんなに対抗意識が湧く相手は」
た、対抗意識!?
あたし、いったいどういう目で見られてるの…(汗)?