大嫌いで、大好きな君

This is the choice I chose






あの日の帰り、
皆が寝ている中、あたしは眠れずにいた。
頭の中はアユムからの言葉だけ…。
でも、うまく整理できず、窓の外の移り変わる景色を見ていた。
だんだん見慣れた景色に変わってきていた。
でも、あたしの答えはみつからない。
前の席に座るアユムをイス越しに見つめた。
アユム…。
とっても勇気いることしたんだよね…。
アユム、こんなあたしをスキだって…。
うれしいよ…。




いろんなことを思ってあたしは家に着いた。
それからの記憶はあいまいで…。
目を覚ましたら、いつものようにベットの上にいた。
疲れたみたいで、熟睡した。
でも、目をさましたのは朝の7時。
涼しい風が頬をなでる。
鏡の前においてある化粧品。
大きい熊やうさぎのぬいぐるみ。
そして、髪の毛をぬらしていた涙…。


やっぱり昨日のことはよく思い出せないで、
あたしは布団を頭からかぶった。



次に目をさましたのはお昼だった。
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