貴方を想う時、雨に恋する
実際はまだ手の震えが治まってなかったから、

スミレちゃんの手の温かさにやっと安心して目を閉じたんだけど…

目の前が暗闇になると思い出す昼間の光景に

何度も目を覚まして

その度にスミレちゃんがギュッと手を握ってくれた

別荘から帰った後も度々私のところに来ては他愛もない話しをしたり

私の狭いベッドで一緒に寝てくれたりした
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