+Black Blood.
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中央収容所にて。
「エイト、出て。」
項垂れていた顔を上げると、眩しい金髪。
この髪は染めているものではない、とは最近知ったこと。
「・・・・・何だ?また取り調べ?」
それを聞くと、ひくり、と金髪が引き攣った笑みを浮かべた。
「・・・・・・お前軍事長なんかと知り合いだったのか・・・・、」
眠そうに開けていた眼を見開く。
「仁叉が?!」
じゃり、と鎖が鳴る。
抉じ開けられた籠から、羽根を捥がれた鳥が羽ばたく。
悪血を誑しながら。