+Black Blood.
零の堅くなった表情を見て、正面の牢のエイトも口を挟んだ。



「ゼロ、お前ゲイに好かれるんだな」

「だまれ!」

「・・・・・・・・・・・また何やってるんだか」



無花果が呆れた様に溜め息を付いた。




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数十分後。




「ナナ君が終わったから・・・・・・、次は無花果来て」


「ロイ、これ何なんだ?」


「いいから」


金髪が無花果を牢から出す。



牢の外を出て、また指示される無花果。



「昨日行ったあの部屋に行って。真っ直ぐ行けばイイから」

「ロイはこねえのか?」

「来て欲しいなら行くよ」

「・・・・・・・・・・」


一人で歩き始める無花果。



(この部屋か)



また、真っ白いドアを開けた。




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