晴れ時々@先生の妹【第1巻】
――そして、声をかけたのは俺の方だった。
「ほらっ、一緒に家まで帰るぞ!」
二戸の背中を軽くぽんと叩いた。
「私、一人で自分の家まで帰れるからダイジョブですよー!」
「ちがう、俺の家まで一緒に帰るんだよ!」
「えっ……!?先生、何、考えているの?」
「これからお前は俺ん家で暮らすわけ、わかった?」
「ねぇ、先生。大問題だよっ!!先生と生徒が同じ屋根の下――。ダメダメ、絶対に駄目だよ!」
「一時的にお前の身元引受人に今なれるのは俺しかいないんだぞっ。
まあ、学校に見つかれば俺も二戸もやばい話だな。
バレないようにする為にはどうしたらいいのか、帰ってからまた細かい事を一緒に話し合おう」