晴れ時々@先生の妹【第1巻】
・休日!





――午前7時35分――





――日曜日――







二戸 梨杏は寝室のベッドで眠り、中村先生はリビングのソファーで眠っている。







ワンワン・ニャーニャー!!







しばらくすると、リビングの隅の方から騒がしく鳴くポチとタマの声で目を覚ます二戸 梨杏と中村先生。






――いつもよりも増して大きな声でポチとタマが鳴いている。






蛙が明るい朝から鳴く日は必ずもうすぐ雨が降る。





パジャマ姿の中村先生がベランダの窓のカーテンを少し開けて外の様子を見る。






薄く淡い紫色の空。







湿り気のある空気。






小雨が降り始める。







――昼からなら、晴れるかなー。







二戸を連れてお昼の3時頃からライトトラップ(昆虫採集)をしに山へ出かけようかと思っていたんだけど―。


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