絶対ナイショ!!

思わずうつむいてしまう。



「ほら、顔上げろ」



月野に促され少し顔を上げる。



「もし、それでも辛いなら…」



視線を合わせる。




「そん時は…そばにいてやる」



そう言った月野の目は今までで一番優しい目をしていた。



「ほら、行け」



ポンと背中を押す。



「……っありがとう!」



私は急いで教室を出た。


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