絶対ナイショ!!

本当…?



本当なら私の目の前で言ってよ…



抱きしめていつもみたいに『好きだよ』って言ってよ…



会いたい…会いたいよ駆…



静かにケータイを床に置く。



頬には涙が伝っていた。



「……ふっ…うぅー…っ…」



深夜近く、私は一人声を押し殺して泣いていた。


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