heart to heart2 キセキのつづき
律は何も言わずに、ベッドに腰掛けた。

冗談なのに~…怒った?

心配になって、そっと律を覗き込む。

と、

その瞬間に右手が私を引きよせて、律の大きな腕に捕まってしまう。


「ぬぁっ…!?」

「そうやって笑ってんのがいいな」


律は感慨深そうに言った。

生死をさまよってた時期を思えば、本当にキセキみたい。

私は意識なかったから覚えてないけど、律はずーっと付き添ってくれてたんだよね?
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