愛しいヒト


「…ただいま。」


あたしと隼人は
あのあと、一言も
話さずに帰った。


「…遅いわね。」


あたしは…
お母さんに嫌われてるみたいで。


「…友達と、話してただけだよ。」


「時間考えなさいよ!!」


時間考えろって…
まだ5時じゃん。


「…。」


あたしは無視して
部屋に向かった。



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