好き

ずっと幸せが続くと
錯覚していた

君が
優しくしてくれるから
抱き締めてくれるから

夢をみた

一緒に旅行に行く
将来、ツーリングをする
貴方の子を宿して
駐車場つきの家を購入する

けれど
君の心から
私は消えた

それでも
忘れられないよ

煙草を吹かす
君の横顔

パソコンのマウスに
手を掛けて

いとおしそうに聞く
大音響の曲

同じ布団の中で
手を繋ぎ

抱き締めて
キスもいっぱい
くれた

君の理想に近付きたくて
私も背伸びした

なのに
届かない

待ってくれる
そう言ったのに

タイムアウトを
告げられた

もっともっと
綺麗になって

貴方と
釣り合うようになったら

また
振り向いてくれるのかな




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