華と…



夕食の席であたしがそう言うと、父の顔がにわかに曇った。



「誰だ、男か?」



父の厳しい口調に、わたしはやっとのことで返事を返した。


「大学の同級生です。

卒業したら結婚したいと思っています」


「お前の相手はわたしが決める。

勝手は許さん」


父の顔が、更に厳しく強張った。

< 51 / 202 >

この作品をシェア

pagetop