Under Tamiflu 灰色の天使
ピキペキペキ・・!

今・・生きた心地も
思考と共に薄れていってる。

大きく広がっていく氷の亀裂。
ああ太陽がモロに当たってる。

今思えば親切な死神だった。
名前ぐらい聞いとけば良かった。

目を伏せて微笑むところが
とても素敵だと思った・・。

なのにあの目・・、
私が悲しませた。
私が怒らせたのだ。

"心だけは閉ざしてやがる"

彼が亡くなり、病に塞ぎこみ、
世を拗ねてしまってた。

こんな自分が憎くて、
鬱陶しくて、ダイキライで。

どうしようもなくやってしまう
リスカに"性欲処理係"。
やった後は嫌悪感で食欲は失せ

それでも何かしてないと
不安に押し潰されそうで

全てが悪循環になってた・・

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