キミの隣で笑おう【完結】
しばらくそうしていると、影が忍び込んで来ているのを感じて、バッと顔を上げる。
顔を上げたその先には、蒼。
「おはよう、美恋」
蒼はそう言うと同時に、手を伸ばしてくる。
伸ばされた手はあたしの頬をつまみ、左右逆方向へと引っ張られた。
「にゃにしゅんのよ…(何すんのよ…)」
「バーカ」
そう言って笑う蒼にムカついて、あたしも蒼の頬へ手を伸ばす。
蒼と同じように頬をつまんで引っ張ると、蒼の綺麗な顔がゆがむ。
「ひゃなしぇや(離せや)」
「ブァーカ(バーカ)」
「「……プッ」」
お互いの喋り方と、歪んだ間抜けな顔を見て、一緒に噴出した。