キミの隣で笑おう【完結】





しばらくそうしていると、影が忍び込んで来ているのを感じて、バッと顔を上げる。


顔を上げたその先には、蒼。




「おはよう、美恋」




蒼はそう言うと同時に、手を伸ばしてくる。


伸ばされた手はあたしの頬をつまみ、左右逆方向へと引っ張られた。




「にゃにしゅんのよ…(何すんのよ…)」


「バーカ」




そう言って笑う蒼にムカついて、あたしも蒼の頬へ手を伸ばす。


蒼と同じように頬をつまんで引っ張ると、蒼の綺麗な顔がゆがむ。




「ひゃなしぇや(離せや)」


「ブァーカ(バーカ)」




「「……プッ」」




お互いの喋り方と、歪んだ間抜けな顔を見て、一緒に噴出した。





< 48 / 180 >

この作品をシェア

pagetop