追いかけっこ(仮)
「お前、もうしゃべるな。」
「……っ、」
「泣け。」
今にも泣きそうな齋藤を抱き寄せ、そう言った。
その言葉に泣きはじめる齋藤。
俺が齋藤の頭をぽんぽんと撫でていると、齋藤はいつの間にか眠っていた。
なんで俺、こんなことしたんだよ?
齋藤が寝ている間、考えてはみるものの、出ない答え。
そのとき、
♪~♪~♪
俺の携帯が鳴った。
「もしもし。」
電話は親父から。
“怪盗Vの犯行予告だ。”
俺は親父に場所と時間を聞いて終話ボタンを押した。
深夜1:00に鴿芭邸。
また寝れねえな。