追いかけっこ(仮)


「なんだよ、その“お約束”みたいな聞き返しは。」

「いーからっ♪」

「精神年齢9才。」

「……。」


私は白けた目で伊次くんを見た。


「冗談冗談。
……で、いくつ??」

「……永遠の17才。」

「ここにイタい女がいる。」

「もうっ!!」


私は伊次くんをにらんだ。


「はいはい、そんなににらむなー。」


……相手にされてない。

私はニコッと笑った。


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