空色のキモチ

混沌

待ち合わせは近所の公園。


昨日私が泣いた場所。



私が着いた時には既に先輩がいた。



ベンチに座る。



沈黙で息がつまる…




「美月のとこに行く事、黙っててゴメン。嫌な思いさせた。」


謝ってるけど黙ってた。



「病院を出た後、すぐに凜の家に向かったんだ。それで、お前が伊原の胸で泣いてるのを見たよ…」



「そっか。来てくれてたんだ。。。」


心臓がバクバクしてる。



「黙ってた事、後悔したよ。俺の事で泣いてるのに何も出来ない自分が腹立たしかった。」



「俺の事もう嫌になった?」


先輩が涙を浮かべてる。




「嫌なんかじゃないよ。でも私には先輩の気持ちがわからないよ。」



「俺にはお前が必要なんだよ」


「人を物みたく言わないで!」



必要とか言われるのは、イヤだった。



「俺は凜が好きだよ。」
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