空色のキモチ

進路

「よっ。なかなか会えなくてごめんな。」



祐樹君はケーキを持って家にきた。



私の大好きな苺ショートが入ってた。



「今日、頑張ったご褒美。リレーすごかったよ。」



ええっ!
来てたの?
会いたかったよー!!


「何で知ってるの?」



「うろうろしてたらさ、志帆ちゃんに声をかけられたんだ。凜がリレーで走る事になったから見てやってくれって。」


来た事は内緒にしてくれって頼んだんだ。



だから志帆は帰る時、ニヤニヤしてたんだー。




「俺、感動したんだぜ!速いし、二人も抜かすし。凜、カッコイイってねー」


祐樹君に褒められると嬉しい。


「クラスの子にも好かれてる凜を見て、嬉しかったよ。学校での凜って見た事なかったからね。」



好かれてるっていうのかな?宮沢の調子のよさに巻き込まれてるような感じなんだけど…
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