戦場のガールズライフ~派遣社員奮闘編~


日々の仕事はルーティン作業だ。


稼働3日目、前月の能率の確定。各課課長に最終確認を行い、本社へ連絡。


稼働3~6日目までに前月と前々月との能率の比較、ヒヤリング。向上、悪化ともに理由を明確にして本社へ連絡。


稼働5日目、前月分として集約される諸々のデータのメンテナンスの締め切り日。これに間に合わなかった場合は自動計算されないので手で修正、計算することになる。


稼働6日目、前月に使用された素材費、補助材料費、消耗性工具費のリストが配布される。この数字を改め、通常と異なる数字、金額があった場合は担当者にヒヤリングし、その理由を明確にする。また、この日より会議資料の作成が始まる。


稼働13日目、前月の改善額を本社へ報告。年度更新の際に各課、各部が掲げた目標改善項目に対してどれだけの改善が行われ、効果が出たのかを比較する。評価されるのは、どれだけお金をかけずに生産できたか。素材費低減、補助材料の安価品使用等、各課にてそれぞれ方法を考え実行することで、どれだけコストを抑えることができたかが評価される。


稼働13日目以降、各課と日程調整をし、会議が行われる。尚、資料配布は会議の2日前までに行うこと。


最終稼働日マイナス2日前、当月データ確定の為の最終チェックが始まる。データの入力モレ、ダブり、また、通常と異なる数字は直接担当者に確認。


このルーティン作業は各課共通。つまり、課担当者であれば誰もが経験する仕事だ。


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