妖精の国
家なんて大嫌い

仲は良かったはずだった

「澪亞、ごはんよー」


何の変哲もない家族。
何の変哲もない家。



「はーい」

家族は父親、母親、姉、妹。



「お姉ちゃん、唐揚げ嬉しそう」
「そうだね」


こんな家族でも、


「ちゃんと手を洗いなさい」
「「「はーい」」」


崩壊は起きるものだった。



「ちょっと、私の唐揚げとらないでー」
「えへへーー」


訂正、起きてしまうものだった。







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