嘘。からの恋!



バスに乗ってから魁人はずっと外を見ている。

「魁人、どこが楽しみ?」

私はパンフレットを広げて魁人に尋ねる。

「別に」

無理やりはやっぱ駄目だったかな……。

「雪菜。これ食うか?」

優希がポッキーをくれた。

「ありがとー!」

ポッキーが好きな私は一人テンションがあがる。

「静かにしろ」

魁人に怒られた。

「ご、ごめん……」

私は静かにポッキーを食べた。



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