女の子のしたいこと
「わたしの分のケーキがあったら電話してね。また食べに戻ってくるから」


いつもわたしの訪ねたときには、恭平のお母さんはケーキを買ってきてくれて、それは恭平のためというよりもわたしの好きなケーキが多かったりして。


「めんどい。オレが食っとく」


その恭平の言葉を無視して、


「じゃー、電話よろしくー」


とわたしは自転車で帰る。
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