かけうどん

無事にお父さんの許可を得て、
りょうとさなえは、２人一緒に住む事になった

最初は楽しい同棲生活

しかし
りょうは、就職して
残業や、交代で夜勤など
だんだんと何かを見失っていく


さなえ「おかえり♪」

りょう「おぅ。」

さなえ「見て☆今日は、ハンバーグ作ってん♪」

りょう「あ、部長の誘いで食べてきてん。ごめん…」

さなえ「そっか。付き合いえらいね。」

りょう「新しい商品の打ち合わせでな。これがうまくいけば、出世できそうなんや…」

さなえ「そうなんや。明日は夜勤やろ？」

りょう「おぅ。」

さなえ「ハンバーグ…冷蔵庫に入れとくわな。チンして食べて。」


りょう「ありがとう。」


さなえ「なあ…２５日は？」

りょう「ん？」

さなえ「クリスマス、仕事遅い？」

りょう「残業やな。」


さなえ「…………そっか。」

りょう「ああっ！１０時！いや、９時までには帰る！ケーキ、食べよな！」


さなえ「いいよ。仕事大事やもんな。無理せんでいいよ。」


りょう「無理はせえへん。さなえの手作りケーキ、食べたいから。」


さなえ「じゃあ待ってる。約束な！」

りょう「おぅ。」