かけうどん
最終章
公開オーディション当日

司会「さあ!それでは、審査結果の発表です!10組の中から合格して、晴れてメジャーデビューの切符を勝ち取ったのは……エントリーナンバー3番、ピアノ弾き語りで美声を聴かせてくれた!野山こういちさんです!おめでとうございます!どうぞ前へ。」

オーディション終了後
りょうは悔しがってライブ会場を出ると
1人の男が声をかけてきた

男「よかったよ!」

りょう「ありがとうございます。」


男「やっぱりワシの目に狂いはなかった。あ、こういう者です」

男は名刺を差し出した


りょう「ストロベリー、プロモー、ション…え!?ストロベリープロモーションてあの、有名なレコード会社の…」

男「前よりええ目になったな。」


りょう「前より?」


男「はははっ(笑)スーツ姿じゃ、わからんか。隣の優しい奴も一緒に笑あってる〜♪」

りょう「あ!あの時の!」
声をかけてきた男は
以前りょうとさなえが
うどんを食べた帰りに
歩いてたら路上で歌っていたおじさんだった
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