1st lovism
「どうしよう…目…合っちゃった」
「え?何て?ゆか」
「…ううん」
心臓がバクバク鳴っている。
首をふるふると横に振ってから、
ゆっくりと深呼吸をした。
「……ふぅ」
友達のリサと会話を弾ませ、廊下を歩いていると
大きな声で笑う不良達。
その中の一人、
一番目立つ真ん中を歩く男の人…
雄大くん………。
目が合った瞬間はまるで時間が止まったかのように思えて
何秒か目を離せないでいた。
すれ違った後に我にかえり胸に手を当てる
ドキドキする……
顔…赤くないかな?
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