†魔法使い一家†
「もう行こっ。」

クリスがリーナの腕を掴み軽く引っ張った。

「今はあまり動かない方がいい‥。」

ウイリーが言った!

「はあ?なんであんたにそんな事言われなきゃいけないの?!」

クリスが噛みつくように言った。

「お前、妖精が増えてる事に気づかないの?」

ウイリーが冷めたような目でクリスを見ながら言った。

「えっ、そうなの?」

クリスは念のため聞いてみた。

「ああ、だから今はむやみに動かない方が身のためだぞ‥。」

「それは親切に教えてくれてどうも‥。」

クリスはふてぶてしくお礼を言った。
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