†魔法使い一家†
クリスは途中までリーナと帰る事にした｡

するとウイリーがやって来た｡

｢お前特に何もしてないのにこんな良いものもらえて良かったな｡｣

ウイリーは無表情のままクリスに言った｡

良い物とはさっきソニアからもらった砂の事だ｡

｢うるさいなっ!｣

クリスはウイリーに魔法をかけようと手を広げたが魔法がかからない｡

｢お前なにしてんの?｣

ウイリーが不思議そうに聞いた｡

｢えっ､それは‥｡｣

｢もしかして魔法でもかけようとしてんの?｣

ウイリーはクリスの考えを読み取ったかのようにズバリ当てた｡

｢お前もしかして知らないの?同じ魔法使いに魔法をかける事は出来ないって事‥｡｣

｢えっ!｣

クリスはそんな事始めて聞いた｡

｢善なるもの同士に魔法はかからないしそれにこれは私利私欲になるんぞ｡｣

そい言い放つとウイリーはスタスタと歩いて行ってしまった｡

｢(ムカツクやつだなー｡)｣

クリスがそう思いながら歩いていると向こうの方からお母さんがやって来た!

迎えに来てくれたようだ｡

それからリーナのお母さんも来たので二人はお別れを言ってそのまま帰って行った｡
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