子犬彼氏とツンツン彼女

「櫻井 桐」

そう叫んだ瞬間バッと
こっちを振り返った。


「なんだぁ…実零かぁ~なんか用?」


そう言った彼の目は
ちょっと寂しそうだったし怖かった。


「うん。えぇ、っと…」

何で言葉が出てこないの?!

「用ないなら、僕行くよ」

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